ズダヤクシュ (ユキノシタ科) 日本名は喘息薬種で、長野県では ぜんそくを「ズダ」と呼んだのでつけた。 谷間の岩場に生える多年草。 茎の高さ10〜40cm、葉は軟らかく、 上下面とも毛が多くざらつく。 花は茎頂に穂になってつき、がくが白色 で花弁のように見える。がく片の間に 糸のような花弁がある。 果実は上下合わさって嘴状の2枚からなり、 上片は約5mm、下片は8〜12mmある。 種子は黒色でつやがある。