キランソウ (シソ科) 林内に見られる多年草。 茎は枝を多く出し、べったり地面をはい、 葉とともにちぢれた白い毛を密生する。 花冠濃紫色で、上唇は発達が悪く わずかに2裂、下唇は発達して3裂、 中央の裂片が特に大きい。 別名は地獄の釜の蓋で、民間薬として 諸病を治し、地獄の釜に蓋をして 病人を追い返すからだという説がある。 牧野富太郎の「植物研究雑誌」に 「医者倒し、肥後ではセンブリ、 土佐ではキランソウ。」と書かれている。