ムラサキ (ムラサキ科)

草原にはえる多年草で白色の粗毛がある。
根は乾くと紫色(紫根)になる。茎は高さ50cm、
上部で分枝する。葉はぼったりして2〜3の側脈が
はっきりしている。花は白色で上部の葉(包葉)の
もとにつく。

日本名は紫で紫染料から出た名である。
万葉集には17首詠われているが、登場する
植物の中で最も貴族的に扱われている。
”つくまのにおふる紫きぬにして
いまだ着ずしていろにいでにけり”


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