ホオノキ (モクレン科) 山地にはえる落葉高木。花茎約18cm、 大形で芳香がある。果実は赤色で太い円柱状をなす。 本州では今なおこの葉で餅を包むという。 材は軟らかく、きめがこまかいので、利用価値は高い。 昔は版木に用いたという。 アイヌ名は「プシ・ニ」=矢筒の木と呼んで、主として 矢筒をつくったが、杓子、小刀の鞘、槍の柄なども つくったという。