ラセイタソウ (イラクサ科) 元来この草本は海岸の岩場にはえる多年草で、 この山(上ノ国町夷王山)にあるのは不思議に 思われる。山頂の無線塔の石垣にこの草が はえていたり、山道の舗装道から顔を出したり、 公園水道の周りに急にコシカギクが出現するなどを 考えると、人為的な理由によるものとも思われる。 人間も植物に対しては、運び屋なのかもしれない。 日本名はラセイタは、ポルトガル語のラシャを 表したもので、葉の短毛、凸点があって厚ぼったい 感じによる。