キジムシロ (バラ科) 日あたりのよい山地、路傍にはえる多年草。 全株に粗毛があって、走出枝を出さない。 春、地面をはうように開いた花茎に、花を 10個内外つけ、目だつ存在である。葉は 花が終ると壮大になり、別種と誤って オオバツチグリと呼ばれるほどになり、 日本名を雉蓆と呼ばせたのはこの時期の ものと思われる。キジの坐るむしろに 名ぞらえたもの。