ギョウジャニンニク (ユリ科)

日本名行者忍蓐。
修業中の行者が体力保持のため食したという。
アイヌ名「プクサ・キト・フライキナ」などと呼んだ。

若い茎葉を食べるほか、猛烈な臭気があるので、
伝染病流行時には病魔払いに家の入口に
吊したという。濃霧が来て漁ができない時は、
「流行病の神が来た」といって、この草を燃やしたという。

現在は食料がありあまっているのに、
この臭い草が好まれているらしい。


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