ノウルシ (トウダイグサ科) 湿原にはえる多年草で群落をつくる。 茎は高さ40〜60cm、春に上部の葉が 黄色になり、その葉の間に多数の小さな さかずき状の花ができる。その中に多数の 雄しべと雌しべが伸び出している。 さかずき形のへりにはじんぞう形の腺体が つき蜜を分泌する。雌しべは受粉すると 下向きになって果実になる。果実は 3稜のある球形でいぼがある。日本名は 野漆で、切るとウルシに似た白乳液が出るから。