ミクリ科

池の浅い水中に生える多年草。
地下茎は泥中にある。茎は分枝することもある。
葉は互生2列、線形、基部は葉鞘となる。雌雄異株。

花は単生、球状により集まり、球状花序は無柄または有柄、
雌花序が下に雄花序が上につく。花被は退化して3−6の鱗片状となる。
雄花には3個以上雄ずいがあり、花糸は離生。雌花は子房上位、
多くは1室、中に1胚珠があり、直立するか下垂する。
花柱は単一かまたは2分岐。柱頭は片側につく。

果実は堅果、裂開しない。外果皮は海綿質で肉果皮は堅い。
種子には粉質の胚乳が多く、中にまっすぐな胚がある。

1属、20種。世界の温・寒帯に分布する。


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